平成21年2月15日

久々にやって参りました!
「なごやか銘酒会」に次ぐシバタくん主催の人気イベント、「蔵元見学ツアー」!
今回お邪魔させて頂く酒蔵さんは、三重県多気郡にある創業1805年、歴史ある酒蔵「元坂酒造」さんです。

朝10:30、名古屋駅に集合した参加者のみなさんと一緒に三重県の多岐へと向かいました。
大好きな酒蔵が見学できるということで、まるで遠足に行くような楽しい雰囲気でした。

電車に揺られること約1時間半。三重県の多岐に到着。

電車を降りると「元坂酒造」の元坂さんが、ホームにてお待ちして頂いており、 そのまま車に乗せて頂き目的地へと向かいました。

車で向かう途中、広大な平地に広く敷き詰められた田園が眺められ、 思わず「お~」と声が出てしまう程でした。春になると、全面緑に塗り替えられるかと思うと、
そのためだけにここに来るのも良いかとも思います。

多岐駅から車で約15分。「元坂酒造」へと到着。

昔ながらの建築に感動しながら、早速酒蔵の中へと案内して頂きました。
中へ入ると、元坂さんから改めてご挨拶をいただき、早速蔵内をご案内して頂きました。

1.精米・洗米

お酒が出来るまでの流れに沿い、まずは一番最初、日本酒の原料となるお米を精米・洗米します。

2.蒸し

洗米したお米を蒸します。和釜により、生米を高温で蒸す事で酵素の受け易い形に変えます。

3.麹(こうじ)

室温30度の「室(むろ)」という部屋で麹をつくります。
日本酒の製法上で大きな特徴はデンプンを糖化させることで、 その工程を麹の酵素が担います。さらに、酵母が糖分を発酵させると、アルコールと炭酸ガスを作り出します。


4.酵母室

酵母を大量に繁殖させるため、2週間から1ヶ月の間発酵させます。この時点で試飲させて頂いたところ、 参加者から「このままでも問題なく飲める」という声が出るほどおいしいものでした。
完成品を楽しみにしながら、次へと進みます。

5.仕込み蔵

20~40日(吟醸は30~40日)の間、適温に冷やした蒸米と麹、仕込み水を入れます。
「元坂酒造」ではこれを3度繰り替えす3段仕込みをしています。
試飲用にコップが回されると、みなさん味をしっかり確かめるように味わっていました。

6.搾り

仕込みが終わったものを、布にいれ、自動圧搾機でろ過していきます。
ろ過されたお酒は奇麗な水のように透明で、味わい深いものとなっていました。
全員にコップが渡され、おいしく頂いていました。


ここまで丁寧に元坂さんに案内して頂き、参加者のみなさんはとても勉強になり、ご満悦のご様子。
さて、酒蔵内の見学が終わり、次はお待ちかねのお酒と食事!
これを一番の楽しみにしていた方も多いんじゃないでしょうか?
門を抜け、正に日本だなぁと感じる玄関から中へ入ると、素晴らしい日本料理が並べられた座敷へと案内されました。

先ほどまでの真剣な顔つきから、完全にリラックスした状態になり、お待ちかねのお酒と食事会の始まりです。

最初は少しのおつまみとお酒でゆっくり楽しんでいたのですが、だんだん酔ってきたみなさんは 少しづついつも通りの賑やかにな状態に。

そして、シバタくんは今回の目標を掲げました。
「...みんな自分の足で帰れるように」

間違いないです。

だけど、

シバタくんの顔色の変化を見て行くと、シバタくん自身がそうなりかねないのでは?と思うほど。

参加者のみなさんは仲がいいので、友達どうしで盛り上がっている方や、熱心に元坂さんに質問をしている方など、 みんな思い思いにお酒を楽しんでいました。

そんな楽しい時間は早々と過ぎ、お開きの時間となりました。

料理は元坂さんの奥さん、桐子さんが作って下さり、素材の味をとても堪能できるような素晴らしい料理。 とてもお腹がいっぱいなる程で、参加者のみなさんもとても大満足でした。

「ごちそうさまでした!」

最後に「元坂酒造」に見学に来た記念として、元坂さんと奥さんの桐子さん、それから今回の「元蔵見学ツアー」 の参加者の皆さんと一緒に記念撮影をしました。

この後の帰り道にも、参加者の皆さんは「本当に来てよかった」「最高の料理、最高のお酒、それから最高の 『元坂酒造』のお二人だった」など、今回の見学ツアーに参加したことを振り返り、感動と感謝の気持ちを述べていました。