レポート WEB制作 M
2月27日 日曜日

今日は、皆様ご存知の「醴泉」をつくっている 玉泉堂酒造株式会社さんにおじゃまします。
玉泉堂酒造さんは、岐阜県養老郡養老町に本社があります。

AM 10:00、蔵元見学ツアー、なじみのメンバー14人でいざ出発!
まずはJR名古屋駅で大垣行きの電車に乗ります。

新快速で約30分。大垣駅に着いたら、近鉄・養老線に乗り換えます。
外は風が強く寒いですが、電車の中は窓からぽかぽか暖かい光が射しています。
のんびりとした単線電車と暖かい日差しにおしゃべりもはずみます。

20分ほどのんびり電車に揺られて、美濃高田駅に到着。とても静かでのどかな駅です。
空気がおいしい!

駅を出て、目指すは玉泉堂さん。お天気もよく、皆でワイワイ歩きます。


AM 11:30、到着! 青く澄んだ空がまぶしいです!
名古屋駅から1時間でこんなに空気の良いところまで来られるんですね。

この方が今日一日、案内・説明をしてくださる
玉泉堂酒造株式会社 社長の山田 敦さんです。
とても気さくな山田社長さんはもともと名古屋の方です。
酒造初心者ですが、よろしくお願いします!

いざ見学!いったん外へ出ると、大きなタンクがお出迎え。
お酒の好きな私は胸が高まります。

こちらはコンピュータ制御の大きな大きな精米機。時間をかけた丁寧な精米ができます。
自社で精米をする蔵は少ないそうですが、納得できる品質の米を作るためには自社精米が一番!
原料からこだわりがあるんですね。

工場へ足を踏み入れたとたん、漂うのは私たちの鼻をくすぐるお酒の香り!
飲んでいないのに良い気分です。

お酒の製造に細菌は大敵です!
麹室(こうじむろ)に入る前には手をアルコール消毒しなければいけません。
酒造ってとてもデリケートなんですね。

仕込みタンクの部屋では、たくさんのタンクが並び
それぞれいい香りをさせて発酵しています。
このタンクには、どういう酵母が使われ、初添えが何日で、温度が何度 と
細かいデータ(企業秘密!)が書いてあります。
皆さん真剣に山田社長さんの説明を聞いています。

こちらは冷蔵庫の中。出荷を待つケースが所狭しと山積みにされています。
外に出ると不要になった瓶を発見!
山田社長さんにご了承いただいて、めずらしいお酒の栓の争奪戦(?)が始まりました。
栓の内側のプラスチックを切り、マグネットをはめ込んで飾っているそうです。
なるほどのアイデアグッズ!


これで、工場内の見学は終了です。
そろそろ、お酒が飲みたくなってきました…!


再度建物内に入ると、待ってました!試飲タイムです。
同じ種類でも、醸造年度の違うものがずらりと揃っています。
醸造年度は BY(Brewery Year)で表示し、
酒の仕込みが行われた年度に付けて「15BY」「16BY」などと呼びます。
年度別で飲み比べるなんて、蔵元見学ならではの贅沢な試飲です。

冷蔵庫から出して開封し、1時間ほどなじませてからいただくのがいいそうで、
見学前から用意していただいていました。
ゆっくりじっくり風味の違いを楽しみます。皆さんの表情はとても真剣です!

こちらは、主に名古屋市内で活動されている「日本酒の会」のメンバーの方。
「月に1度、全国各地の銘酒を味わう定例会を行っています。
お気軽にご参加ください!」
日本酒の会ホームページはこちら→http://www.geocities.jp/nihonsyunokai2002/








試飲を終え、お気に入りのお酒をグラスにいれ、ゆっくり食事をいただきます。
先ほどの試飲と、食中酒とでは味わいが違います。
人肌ぐらいに温めて飲みたい、という方は簡易お燗で!
(注※タッパーに熱湯を注いでその中にコップを入れて温めています。ストーブの熱で温めている訳ではありません。)

日頃お酒について気になっていたことや、自分の意見を山田社長さんを交えてお話しします。
良いお酒を作るには、他社の真似ではなく、とにかくオレ流にこだわること。
他社をまねても、その土地の土や空気で全く違うものになってしまうので、
100社あれば100通りのこだわり、作り方があるのだそうです。
日本酒…奥が深い…!

山田社長さんのお話にじっくり耳を傾けるみなさん。う〜ん、なるほど〜。

和気あいあい。ほろ酔い気分で語り合い。日本酒の話はもちろん、「どこのお店で何買った!」などの世間話も。

こちらは、お寿司屋さんを経営していらっしゃる
とっても明るいご夫婦。
「旬の魚のおともには、おいしいお酒が一番!」









お気に入りのお酒と一緒に「はい、チーズ!」

シバタくんのお気に入りは、こちら。
「味わいは優しくひかえめながら、飲んでいくほどに秘めたものを感じることができました」

こちらにずらりと並んでいるのが、今回飲ませていただいた商品です。
同じ銘柄でも、醸造年度や開けるタイミングで色々な味わいを楽しむことができるんですね。
勉強になりました。

最後に、山田社長さんと参加者のみなさんで記念撮影!

外は風が強く寒い日でしたが、皆さんの表情は常に笑顔であたたかでした。
普段実際に見るチャンスが少ない蔵元見学はとても貴重な体験。興味津々な様子が印象的でした。

蔵元さんを交えてお酒を楽しく味わうことができ、普段お店で飲むときとはひと味違った
楽しい会になりました!

玉泉堂酒造の山田社長さん、ありがとうございました!